原作は岡本倫による漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』にて2002年27号より2005年39号まで週刊連載され、アニメ版が2004年に放映された。
頭に角が生え、特殊な能力をもっているミュータント、二角奇人(ディクロニウス)。彼らは人類を淘汰する可能性をもつとされ、国家施設に隔離、研究されていた。
ある日、偶発的な事故によってディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、警備員らを殺戮し、研究所を逃げ出す。
その途中、過去の記憶をなくし、鎌倉・由比ケ浜に流れ着いたルーシーはコウタとユカに出会い、彼らに「にゅう」と名づけられ、コウタの住む楓荘に居候することになる。
ある日、偶発的な事故によってディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、警備員らを殺戮し、研究所を逃げ出す。
その途中、過去の記憶をなくし、鎌倉・由比ケ浜に流れ着いたルーシーはコウタとユカに出会い、彼らに「にゅう」と名づけられ、コウタの住む楓荘に居候することになる。
だが、凶暴なルーシーと、幼児化したにゅうが多重人格のように現れ、ユウタとユカは戸惑ってしまい、すれ違いが生じてくる・・・
萌えキャラの出てくるラブコメか?と思いそうな絵柄だが、そう思ってみると完全に裏切られる。確かに萌え要素もあるのだが、この作品の基本設定はSFであり、同時に残酷なバイオレンス、プラッターシーン、エロスシーン、児童虐待、差別問題、加えてナンセンスなギャグまで描かれている。
表面的には、お色気、ラブコメ、バイオレンスだが、この作品の根底には、差別や孤独に対抗する人間性や主人公の純愛が描かれており、主人公たちは差別や劣等感などによる孤独や不幸を抱えており、そんな彼らが救われ報われるのか?ということがこの作品のテーマであると言える。
アニメ版は主人公の強さとグロテスクさが受け、海外ではかなりの人気がある。海外での人気の高さからニューヨーク・タイムズ(2005年7月17日)において、このアニメが紹介された。