原作は奥浩哉による漫画で、2017年にアニメ化され10月から12月まで全11話が放送され、2018年4月には実写映画化され劇場公開された。


定年を間近に迎える老人のような外見の冴えないサラリーマン「犬屋敷壱郎」は、会社や家庭からも疎外され、うだつが上がらない日々を送っていた。

そんなある日、突然、追い打ちをかけるように 医者から末期ガンで余命3か月だと宣告され自暴自棄になる。

ガンのことを家族に打ち明けるタイミングが見つからず、思い悩む犬屋敷だったが、犬の散歩中に、突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ、機械の体に生まれ変わった彼は、人間を遥かに超越する力を手に入れることになる。

本当の自分は死んだことを自覚した犬屋敷は、人でもなく犬屋敷壱郎でもない自分の存在意義を問い始める。

そんな折、少年達からリンチされているホームレスを助けて感謝されたことをきっかけに、人助けに存在意義を見出すようになる。さらに生物の命を助けることもできることに気付いた犬屋敷は、現代医療では助からない重病人の治癒も始め、ますますその能力を他人のために使おうと考える。

一方、同じ事故に遭遇し、犬屋敷と同じ力を手に入れた高校生「獅子神皓」は、その力を己の思うがままに行使し始めていた。

自分の意に背く人々をただただ傷付けていく獅子神と、獅子神によって傷付けられた人々を救い続ける犬屋敷。

人間の本質は善なのか、それとも悪なのか・・・?