(ネタばれあり)
feel.制作による完全新作のオリジナルアニメ作品。2017年4月から6月まで放送された。
川越の中学校に通う小説家志望の安曇小太郎と陸上部の水野茜は、中3で初めて同じクラスになり、それをきっかけにお互いを意識しはじめた。
ある日、小太郎が茜に告白し、ぎこちない交際がはじまる。
クラスメイト、部活仲間、教師、親や周囲との関わり、自分の成長、変化と不安に追いかけられながら慌ただしく駆け抜ける季節の中で、少しずつ仲を深めていく二人だった。
しかし、茜は父の転勤で千葉の高校に進学することになる。茜は遠距離恋愛になることに不安をおぼえるが、小太郎は茜との交際を小説に綴り、小説投稿サイトに投稿する。それを読んだ茜は小太郎が自分に寄せる強い思いに涙しながら、街を離れる。
しかし、茜は父の転勤で千葉の高校に進学することになる。茜は遠距離恋愛になることに不安をおぼえるが、小太郎は茜との交際を小説に綴り、小説投稿サイトに投稿する。それを読んだ茜は小太郎が自分に寄せる強い思いに涙しながら、街を離れる。
最終話のエンディングは感動的で、小太郎と茜が遠距離恋愛を続け、それからの二人の幸せな様子を伝えてくれる。
比較するのもあれですが 、同じ純愛アニメでも、見終わったあとのモヤモヤ感の残る、新海監督の「 秒速5センチメートル 」とは対極的だ。
「 秒速5センチメートル 」の貴樹と明里が小6で、ラインを駆使する、より現代っ子の小太郎と茜が中3という違いはあるけども、この2つのカップルの違いを生んだのは、月がきれいの作中で太宰が言っている名言がヒントになる。
勝手に要約すると
「恋愛っていうのは偶然とかじゃないし、待っていてもダメなんだ。少しの勇気をもって、自分の想いを相手にぶつけることから生まれてくるんだ」ということだと思う。