原作は高野苺による漫画で『別冊マーガレット』後に『月刊アクション』で連載され、2016年7月にアニメ化し、2016年11月18日にはTVアニメを須和の視点から再構成して、その後のストーリーを加えた『orange -未来-』が2週間限定で劇場公開された。


高宮菜穂は高校2年生になった4月の始業式の朝、差出人が自分の名前になっている手紙を受け取る。

その手紙は、26歳になった10年後の菜穂自分からの手紙で、これから菜穂の周りに起こり10年後の自分が後悔するであろう出来事と、それに対して菜穂にしてほしい行動が書かれていた。

初めは半信半疑の菜穂も、手紙の通りになっていく現実に、手紙が本当に10年後の自分からの手紙だと確信する。

手紙には成瀬翔が東京から転校してくること、そして翔を好きになること、翔が17歳の冬に事故で亡くなること、その事故は防ぐことが出来たこと、が書かれていた。

10年後の菜穂が手紙を書いた目的が翔を事故から救うことであり、
菜穂は「翔がいない未来」を変えるため、手紙に書かれているように行動しようと努力する。

10年後の自分からの、翔を救うための手紙は、菜穂と仲のいいグループメンバーの須和弘人・村坂あずさ・ 茅野貴子・ 萩田朔らにも、それぞれの未来の自分自身から届いていて5人は協力して「翔がいない未来」を変えていく。