「マクロスシリーズ」生誕25周年記念作品であり、テレビアニメでは3作目の作品。
西暦2059年。かつて巨大な異星人との星間戦争で滅亡の危機に瀕した地球人類は、人類の存続させるため、銀河の各方面へ新天地を求めて旅立っていった。
数えて25番目となる超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」は順調に航海を進めていくが、突如、未知なる生物バジュラと遭遇しフロンティアは壊滅の危機を迎える・・・
ストーリーもいいが特筆すべきは菅野よう子の曲とそれを歌うMay'nの歌声である。物語上において音楽というのが重要なファクターになってるので各場面の随所にMay'nの歌が挿入される。またそれがまた当たり前だがウマイし場面にマッチし過ぎでめちゃくちゃ盛り上がるのだ。
以下ネタバレ含みます。
特にいいのが第20話のミシェルが船内に侵入したバジュラからクランを守って致命傷を負いながらも戦い抜き、最期にクランへの秘めた思いを告げ、命を落とすシーン。
そのバックに絶妙のタイミングで挿入される「ダイアモンドクレバス」。最後は最終回でもないのにテロップが流れる感動的な終わり方。普段ケンカばかりしていたミシェルとクランの関係とのギャップ・・・ここは間違いなく泣ける。
次は第22話の艦長とSMSがマクロス・クォーターを乗っ取りバジュラと戦いに行く場面。艦内放送で艦長が「正義を気取るつもりはい・・・」と語りだしてからの戦闘シーン。バックに流れるのは「ノーザンクロス」。いろんな名セリフも飛び出し、否が応でもテンションは上がっていく・・・